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「シーイン」が著作権侵害トラブル 訴えたアーティストは「何度も同じことが起きていて見過ごせない」

 ロサンゼルスを拠点に活動するアーティストのジェニファー・スターク(Jennifer Stark)は24日、「シーイン(SHEIN)」がスタークの著作権を侵害したとして、運営会社のシーイン ディストリビューション グループ(SHEIN DISTRIBUTION GROUP)に対して損害賠償を求めて提訴した。26日時点では「シーイン」側は答弁書を出しておらず、コメントも得られなかった。

 訴状によると、スタークが2014年に米国著作権局に登録した“Meltdown”、15年に登録した“Drip Cascade”、そして17年に登録した“Chromatic Cascade”の3作品の著作権を「シーイン」が侵害したと主張する。“Meltdown”は、マイアミ国際空港内の壁画アートにも使用されているデザインだ。

 スタークは「アート界にとって、見過ごせないほど多くの問題が起きている。われわれは立ち上がる必要があった。なぜならこれまでに何度も同じことが起きており、これに終止符を打つ必要があるからだ」とコメントを発表している。

 「シーイン」の権利侵害をめぐる裁判はこれまでにも数多く起きている。6月にはアーティストのマギー・スティーブンソン(Maggie Stephenson)が「One is good, more is better」と題した作品の著作権侵害などを主張して提訴。そのほかにも「ステューシー(STUSSY)」や「ドクターマーチン(DR. MARTENS)」などのブランドとも商標権侵害をめぐって係争中だ。

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