アパレルメーカーのグレイスは、9月8日付けで繊維商社のヤギと資本提携を行った。株式譲渡実行日は9月30日。グレイスはキャラクターを使ったライセンスアパレルのODM(相手先ブランドの企画・生産)メーカーで、売上高は約78億円(2014年2月期)。50を超えるキャラクターライセンスを保有しており、ビームスやユナイテッドアローズなどのセレクトショップから、GMS(ゼネラルマーチャンダイズストア)まで、幅広いクライアントを持っている。資本提携は、海外事業の拡大・新規事業の強化を掲げており、その一環として海外に強いネットワークを持つヤギと、強固な協力関係を築くことで、環境の変化に対応しスピーディーに海外事業を展開、成長させることが目的。ヤギの物作りと海外ネットワーク、販売力と、グレイスの企画デザイン力やライセンスビジネスの展開力と、シナジー効果を発揮していくという。