「ユニクロ(UNIQLO)」は、パリ発のデザイナーズブランド「ルメール(LEMAIRE)」とのコラボコレクション「ユニクロアンドルメール(UNIQLO AND LEMAIRE)」の発売日を10月2日と決めた。ウィメンズ31型、メンズ25型の計56型を、「ユニクロ」を展開する世界16カ国・地域とオンラインストアで発売。日本では全店で展開する。全国36店舗の旗艦店・大型店では、フルラインアップを用意する。
今日25日にはスペシャルウェブサイトを開設し、全アイテムと世界観を発信。さらに、メディア関係者向けのお披露目会を東京ミッドタウンにあるプレスルームで行った。勝田幸宏ファーストリテイリング執行役員ユニクロR&D統括責任者は、2006年からスタートした「ユニクロ」のデザイナーズコラボの歴史を振り返り、「有名無名を問わず、才能のあるデザイナーとコラボレーションをしてきた。日本の『サイ(SCYE)』や、今ほど有名ではなかった『アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)』と競合に先駆けて協業したり、『スリーワン フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)』などとも一緒にモノ作りをしてきた。09年にはジル・サンダーと『プラスジェイ(+J)』12年には『アンダーカバー(UNDERCOVER)』と『ユーユー(UU)』、14年からは(元祖スーパー)モデルと『イネス ドゥ ラ フレサンジュ(INES DE LA FRESSANGE)』を展開してきた。今秋には『ルメール』に加え、仏『ヴォーグ(VOGUE)』前編集長のカリーヌ・ロワトフェルドとのコラボラインをスタートする。偶然にもヨーロッパを拠点とする3組とコラボすることになり、よりグローバルに服の好きな方にも喜んでもらえると期待している」と説明した。
今回の「ユニクロアンドルメール」については、「『エルメス(HERMES)』のウィメンズ・アーティスティック・ディレクターを15年春夏で辞めたタイミングでクリストフ・ルメールに声を掛けて実現した。いろいろ話し込み、コンセプトは"インアンドアウト"に決めた。エブリデイをキーワードに、家の中で着てもスタイリッシュで心地よく、街に出ても素敵な、24時間・7デイズ着られる服を目指した。価格はほぼユニクロとクロスオーバーするもので、シンプルだけれども着心地のいいコレクションになっている。ニットが核アイテムであり、ニューブラックと呼ぶネイビーや、カーキ、オフホワイトなどのナチュラルカラーに、赤を差している。素敵だけれども肩の力の抜けた、いろいろな年代の方々に幅広くきていただけるものに仕上がった」と自信を見せる。