ニューヨーク・ファッション・ウイーク期間中の12日、2015-16年のインターナショナル・ウールマーク・プライズのウィメンズ・ウエア部門の6組のファイナリストによる、ランウエイショーが開催され、グランプリが発表された。
グランプリを受賞したのは、キャサリン・ティータムとロブ・ジョーンズによる英国の「ティータム・ジョーンズ」。10万オーストラリアドル(約800万円)と、メンターによる支援権、また、今回発表したカプセル・コレクションは今年9月から、ウールマーク・プライズのパートナーである、英ハーヴェイ・ニコルズや三越伊勢丹、サックス・フィフス・アベニューで独占販売される。「ティータム・ジョーンズ」はテーラリングをベースにしたモダンなシルエットを得意とし、今回は、幾何学柄を鍵に、フリンジを大胆にあしらったオーバーサイズのボンバージャケットやロング&リーンのタイトフィットドレスで構成したカプセル・コレクションを披露した。
なお、ファイナリストに残ったのは、「ジェイ・クー」(アジア)、「ビアンカ・スペンダー」(オーストラリア)、「ティータム・ジョーンズ」(イギリス諸島)、「ナンナ・ヴァン・ブラーデレン」(ヨーロッパ)、「トーラー・マーモ」(インド、パキスタン及び中東)、「タニヤ・テイラー」(米国)。
審査員を務めたのは、ファッションライターで編集者兼コンサルタント、米「ヴォーグ」前総合監修者のアンドレ・レオン・タリー、イムラン・アメド 「ビジネス・オブ・ファッション」創立者兼CEO兼編集長、ティム・ブランクス「ビジネス・オブ・ファッション」総合監修者、ステファノ・トンチ「Wマガジン」編集長、ジュリー・ギルハート =インターナショナル・ウールマーク・プライズ メンター兼ファッションコンサルタント、タクーン・パニクガル「タクーン」チーフ・クリエイティブ・オフィサー、コレット・ガーンジィ=オーストラリアン・ウール・イノベーション・ディレクター、スチュアート・マカラック =ザ・ウールマーク・カンパニー マネージング・ディレクター。さらに、ジャスティン・オシェイ「Mytheresa.com」グローバル・ファッション・ディレクター、ソフィー・クラーク=デビッド・ジョーンズ ウィメンズ・ウエア、ジェネラル・マネジャー、アニタ・バー=ハーヴェイ・ニコルズ・グループ ファッション・バイイング・ディレクター、山下賢二・三越伊勢丹 婦人第一商品部 部長、ルーパル・パテル=サックス・フィフス・アベニュー上級副社長兼ファッション・ディレクターら、インターナショナル・ウールマーク・プライズのリテールパートナーの代表も審査員として参加した。
また、インターナショナル・ウールマーク・プライズのリテーラーに、ベルギーのVersoと韓国のブーン・ザ・ショップが新たに加わった。