ファッション

2016年のトレンドカラーが決定 ”ジェンダーレス”を代表するカラーとは?

 米パントン社(PANTONE)が来年のトレンドカラー 「2016 カラー・オブ・ザ・イヤー(2016 Color of the Year )」を発表した。2016年の流行色として選ばれたのは、淡いブルーの "セレニティー(Serenity)"とペールピンクの "ローズ クウォーツ(Rose Quartz)"だ。なお、2色が選ばれるのは発表以来、初になる。

 同社は選定理由について、ファッションでもトレンドになっている "ジェンダーレス"を反映したからだと語った。ユニセックスアイテムやジェンダーレスへの需要が高まる中、マスキュリンなブルーと、フェミニンなピンクが性別関わらず流行するという意図だ。リアトリス・アイズマン(Leatrice Eiseman)=パントン カラー インスティチュート(Pantone Color Institute)エグゼクティブ・ディレクターは、「2色をバラバラではなく、一緒に見てほしい。暖色と寒色である同カラーはお互いを引き立たせる。ピンクを組み合わせることにより "セレニティー"が持つ静穏や静けさを強調し、ブルー を組み合わせることにより"ローズ クウォーツ"の魅力が際立つ」とコメントした。

 2016年春夏ファッション・ウイーク中でも2色が多く見られた。ペールピンクは「ミュウミュウ(MIU MIU)」「J.W.アンダーソン(J.W. ANDERSON)」「ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)」「ジル サンダー(JIL SANDER)」「ロクサンダ・イリンチック(ROKSANDA ILLINCIC)」などのランウエイで見られた。また、11月10日に開催された「ヴィクトリアズ・シークレット ファッション ショー(VICTORIA'S SECRET FASHION SHOW)」でもピンクだけをテーマにしたランジェリーが複数登場した。一方、淡いブルーは「シャネル(CHANEL)」のショーで見られた他、レッドカーペットイベントでテイラー・スウィフト(Taylor Swift) やハル・ベリー(Halle Berry)、シャネル・イマン(Chanel Iman)らセレブにも人気のカラーだった。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

アニメコラボ特集 ヒット連発の“制作秘話”に迫る

「WWDJAPAN」4月14日号は、「アニメIP」を特集します。一般法人法人 日本動画協会によると、2023年の日本のアニメ産業のグローバルにおける市場規模は前年比14.3%の3兆3465円となり、過去最高となりました。特に海外市場の成長が目覚ましく、前年比18.0%増の1兆7222億円とこれも過去最高を更新。日本市場を上回ったのは、コロナ禍の20年以来2度目のことでした。市場の盛り上がりは、東京…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。