「ユニクロ」がTシャツブランド「UT」でキュレーション型月額定額サービスを開始する。「UTピックス(UT PICKS)」の名称で、ピースの又吉直樹と綾部祐二、シシド・カフカ、道端カレン、松岡モナ、BoA、アイドルグループの私立恵比寿中学、スノーボーダーの平岡卓ら30人をピッカーに起用。オンラインストア上にある、彼らがTシャツをセレクトしている動画や選んだ理由、着こなし提案などを参考に、ピッカーを一人選び、サイズをセレクトすると、月額990円(送料込み)で、5〜9月まで、毎月5日に当該Tシャツが送られてくるという仕組み。「UT」の価格は990〜1500円(キッズは一部790円)だが、月額990円で1500円の商品が届くこともあるという。
松沼礼ユニクログローバルマーケティング部統括リーダーは、「情報量や商品量が多い中では、信頼できる人やサービスに選択を委ねるというキュレーションの重要性が高まっている。また、衣料品の購買時に何を買えばいいか迷ったという人々は多い。このサービスでは、これまでお客さまの感性や個別の商品で選んでいたものを、人で選ぶという、新しい買い方を提案している。このサービスを発展させ、他の商品の展開や、ピッカーの増加を含めた選択肢の拡大の可能性なども検討していく」と語る。
なお、「UT」の2016年春夏のランナップは、全40コンテンツ、1200色柄以上を販売予定。埋もれがちなコンテンツをピッカーによって際立たせるという狙いもある。