「ユニクロ」が、「エルメス」や「ラコステ」を手掛けたクリストフ・ルメールらによるデザイナーズブランド「ルメール」とコラボレーションをすることが決定した。ウィメンズ、メンズで、2015年-16年秋冬シーズンから発売する。「双方の今まで培った才能を持ち寄り、クリエイティブで快適な日常ウエアを提供できる」と意気込んでいる。
「ルメール」のデザイナーであるルメールと、サラ‐リン・トランは、「『ユニクロ』と一緒に働くことを、常に私たちは夢見ていた。『ユニクロ』はあらゆる人の日々の生活のために質の高い洋服を作っている。それは、われわれ『ルメール』のファッションに対するアプローチ、哲学でもあり、共通するところだ」とメッセージを寄せ、柳井正ユニクロ社長は「『ルメール』の着る人の個性を尊重するモノ作りと、『ユニクロ』のLIFE WEAR(ライフウエア)哲学は非常に親和性が高いと確信しており、きっと素晴らしい商品となり、多くの人の生活をより美しく豊かに彩ると思う。この秋冬の商品を私自身も今から心待ちにしているし、世界中のお客さまにお届けできることに大きな喜びを感じている」とコメントする。
クリストフ・ルメールは1965年フランス生まれのデザイナーで、アトリエ・セーブルを卒業後、「ティエリー・ミュグレー」「イヴ・サンローラン」「クリスチャン ラクロワ」などで経験を積む。91年に「クリストフ・ルメール」をウィメンズからスタートし、99年にメンズをスタート。2000年に「ラコステ」のアーティスティック・ディレクターに就いた(これにより、02〜06年まで自身のブランドを休止)。07年にブランドを再開してパリや東京(原宿)に出店。11年に「エルメス」のウィメンズ・アーティスティック・ディレクターに就任したが、15年春夏のコレクションを最後に退任していた。なお、「クリストフ・ルメール」から1月15-16年秋冬コレクションからブランド名「ルメール」に変更している。「ルメール」のブランド売上高は約10億円で、世界130拠点で販売している。
「ルメール」2015-16年秋冬パリ・メンズ・コレクション 全ルック
「ルメール」2015年プレ・フォール・コレクション 全ルック
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