今知っておくべきニューカマーを集めた「WWDジャパン」6月2日号の新人特集でも紹介した「ヴェトモン(VETEMENTS)」は、「メゾン マルタン マルジェラ(MAISON MARTIN MARGIELA)」で経験を積んだチームによる新ブランド。袖の長い肉厚なスウェットパーカやトレンチコートなど、ベースはシンプルだがシルエットや質の良さが際立つウエアが揃う。ファーストシーズンの今季は、ブランドの強みであるテーラリングに焦点を当てた。日本のシルクやフランスのフリースやレザーなど、ヨーロッパとアジアの厳選素材を使い、生産はすべてイタリア。スウェットパーカ7万円台、トレンチコート15万円台など。
「オープニングセレモニー」の森悠香里バイヤーは「ヴェトモン」について、「デニムやスウェットなど、一見シンプルに見えるが計算された構築的なシルエットが魅力。テーラリングをキーにした雰囲気のあるトレンチコートや袖が長いリブ編みのハイネックトップスなど、大人の女性に向けて買い付けた」と話す。
【プロフィール】
「ヴェトモン」デザインチーム
今シーズンスタートの新ブランド。チームのメンバーは、「バレンシアガ」や「セリーヌ」、「ジバンシィ」などを経て、全員が「メゾンマルタン マルジェラ」に在籍した経験を持つ。シーズンごとにテーマやコンセプトは設けず、テーラリングを軸にコレクションを発表