ファッション

セーヌ河左岸にオートクチュールアトリエが完成 「イヴ・サンローラン」復活

 2002年にオートクチュール事業を休止した「サンローラン」が、アーティザナルコレクションのための2つのアトリエをオープンした。場所はセーヌ河左岸、7区ユニヴェルシテ通り24番地の17世紀からある貴族邸宅で、エディ・スリマン=クリエイティブ・ディレクターの指揮のもと、フルリノベートされた。「サンローラン」は、12年のエディ参画以降、プレタポルテの一部としてハンドメードのスペシャルオーダー品を提供してきたが、今後、男女のデイウエアおよびイブニングのドレスを"ラトリエ・フル"で、テーラリングを"ラトリエ・タイヨール"で生産する。エディが判断したアイテムにシルクサテンの「イヴ・サンローラン」レーベルが付けられ、ナンバリングされてゴールドのモノグラムブックに記録される。プライベートおよびカスタムメードのオーダーは受けない方針だ。

 「一般的なクチュールコレクションではなく、さらにエクスクルーシブなものとして考えている。『イヴ・サンローラン』レーベルは、"メゾンの友人たち"のためだけに使われる」とブランドは公式コメントを発表している。

 このプロジェクトは、エディ撮影の"ル・ド・ユニヴェルシテ"と呼ばれる広告キャンペーンによって紹介される。

【関連記事】
「サンローラン」がオートクチュールを復活か?

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

27メディアが登場、これが私たち自慢の“ナンバーワン”【WWDJAPAN BEAUTY付録:化粧品専門店サバイバル最前線】

11月25日発売号は、毎年恒例のメディア特集です。今年のテーマは "ナンバーワン"。出版社や新興メディアは昨今、ウェブサイトやSNSでスピーディーな情報発信をしたり、フェスやアワードなどのイベントを実施したり、自社クリエイティブやIPを用いてソリューション事業を行ったりなど、事業を多角化しています。そのような状況だからこそ、「この分野ならナンバーワン!」と言えるような核を持てているかが重要です。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。