ルミネ（LUMINE）は2016年春にJR新宿駅新南口に開業する新商業施設名を「ニュウマン（NEWoMan）」とすることを発表した。メインターゲットは30〜40代のより上質で本物志向の大人の女性で、"ハンサムOL""ファッショニスタ"な、自分の力で選び取る力のある"エクレクティックな女性たち"と設定。「新しい経験を、新しい街の、新しい女性たちへ」をスローガンに、「街とともに成長していく事業」と位置付け、新規事業にも挑戦していく。これまでの商業施設の企画・開発・運営に加え、今回は複合施設全体のトータルプロデュースに初挑戦。エキナカを初めて監修・運営するほか、文化創造拠点として、「ルミネ ゼロ（LUMINE 0）」や、婦人科を含むクリニックと保育園、屋外広場や屋上菜園なども手掛ける。直営店事業として、ロサンゼルス発の「エイトハンドレッドディグリーズナポリタンピッツェリア（800 DEGREES NEAPOLITAN PIZZERIA）」とライセンス契約を結び、日本1号店をオープンさせる。エキソトには高感度型フードホールも開発し、朝食からディナー、バータイムまで朝7時から4時まで営業する。一般向けに有料で貸し出す屋上菜園も開設する。
26日に記者会見に登壇した新井良亮・社長は、「コンセプトは"グローバルコミュニケーション"。1日370万人の利用客がある新宿で、周辺エリアの方々とも強調し連携しながら、国際都市にふさわしい街づくりをしていく。また、次世代に向けた取り組みをし、企業として持続的な成長をしていきたい」と意気込む。
店舗の環境デザインには、大野力シナト代表を起用。木目調でアースカラーを多用。日本をアピールするとともに、駅通路などトータルで環境を統一することで、快適性を高めるともに、「ニュウマン」の存在感を発揮したい考え。館内は統一環境とし、店舗間の仕切りを透明にすることで、視認性も高める。人の可聴域を超えた音を体感させるハイパーソニック・サウンドを導入し、高揚感も演出する。テナントの内装についても、ゆったりとした空間造りを依頼しており、大き目のフィッティングルームや、iPad会計などによるストレスのない買い物環境の提案を行っていくという。
売り場面積は約7600平方メートルで、店舗数は「ニュウマン」部分で60店舗弱、エキナカ部分で40店舗強、初年度売上高目標は計200億円を目指す。ショップの8割がエリア初出店となる予定。ファッションでは
「アストラット（ASTRAET）」「イザベル マラン エトワール（ISABEL MARANT ETOILE）」「エストネーション（ESTNATION）」「メゾンキツネ（MAISON KITSUNE）」、トゥモローランドの新業態「スーパー ティー マーケット（SUPER TML MARKET）」、オンワードグローバルファッションの新業態（名称未定）、ハーモニープロダクツの新業態（同）なども入る。飲食ではシンガポールの気鋭のパティシエが手掛ける「ジャニス ウォン」、ニューヨークのウエストビレッジにあるトラットリア「ローズマリーズ」が日本初上陸。その他、「オー・ギャマン ド トキオ」、「ベーカリー＆レストラン 沢村 新宿」、「ル パン ドゥ ジョエル・ロブション」「ル カフェ ドゥ ジョエル・ロブション」、HUGEの新業態「ザ・バー＆グリル ニューアメリカンキュイジーヌ」や「トラヤカフェ」などを導入する。
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