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「ニューバランス」が原宿に出店 “世界で一番”目指す旗艦店

 ニューバランス ジャパンは、日本初のグローバル旗艦店を東京・原宿の明治通り沿い(KDDIデザイニングスタジオ跡地)にオープンする。4層構成で売り場面積は約1400�uと、グローバル旗艦店の中でも最大規模になる。ランニングを中心にしたパフォーマンス、ライフスタイル、ウィメンズ、キッズ等の商品を販売する他、カフェやシャワーブースを設け、イベントも開催予定。これまで軸としてきたライフスタイルと、今後強化するアスレチックを融合した世界観を表現し、"世界で一番"の店を目指す。

 同社はこれに前後して10月に北海道初上陸となる札幌、11月には大阪・梅田に直営店をオープンする。秋の出店で、既存の東京・青山と台場、大阪・ミナミと合わせて日本国内の直営店は6店舗になる。同社は今後も5大都市を中心に、3〜4年で10〜15店舗の路面店を出店予定だ。

 米ニューバランスはグローバル市場で攻勢に打って出ている。現在、世界のスポーツ市場では売上高3兆円台の米ナイキ、2兆円台の独アディダスの2強に続き、4000億円台の独プーマ、ニューバランス、米アンダーアーマー、日本のアシックスの4社が3位争いにしのぎを削っている。ニューバランスは主力であるランニングシューズのほか、近年はテニス、野球、サッカー、ゴルフなどの分野にも参入した。アジアにおいては中国で約3000店、韓国で約400店ものブランドショップの出店を進めている。店舗展開において日本は後れをとっていたが、原宿の旗艦店を契機に出店ペースを上げる。

井本温子 / 林芳樹

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