「H&M」は11月1日夜、3日に発売する「KENZO × H&M」のプレショッピング・パーティーを都内で開催した。コンクリートが打ちっぱなしの内装を生かした無機質な空間に大規模なデジタル・サイネージを取り付けたステージを設置し、マドモアゼル・ユリアや女性R&BグループのTLC、Licaxxx、AyaBambiらがパフォーマンスを披露した。他にもその場で撮った写真を分割して合成できるアプリを導入するなど、体験型のデジタル・コンテンツを用意。クリスティン・エドマンH&Mジャパン社長や「ケンゾー」クリエイティブ・ディレクターのキャロル・リムとウンベルト・レオンらも出迎える中、多数のセレブリティー・プレス関係者らが詰めかけた会場は10月にNYで行われた先行お披露目イベント同様、エネルギッシュな雰囲気に包まれた。
会場ではショッパーをイメージしたレザーバックをはじめ、総柄のニットワンピースやリバーシブルのキモノ・ブルゾン、メンズのオールインワンなどが好評だった。また、今回の会場には抽選で選ばれた一部の一般客を特別に招待。当日来場した学生は「非日常間を味わえた」と満足そうに語り、カットソーやレザーバックなど上限の7点を購入したという。
コラボアイテムは11月3日に世界同時発売する。日本では原宿や銀座、渋谷、新宿、名古屋松坂屋、心斎橋、戎橋メンズ館(メンズのみ)の7店舗で販売を予定しているが、今年は事前応募(締め切り済み)に当選した人だけが先行して買い物ができる仕組みを新たに導入。一般客の入場・購入は昼ごろからとなる。今回のプレショッピング・パーティーでも時間ごとに入場を制限することで、最後まで均等に商品をデリバリーすることに成功した。例年、前夜から行列ができるなど、秋の風物詩的な存在となったコラボラインだけに、行列はいかに変わるのか、当日の売り場にも注目が集まる。