ファッション

売り先は工場から商業施設へ 世界トップの刺しゅう機メーカーが“Fab”に手応え

 刺しゅう機メーカーのタジマが、ショッピングセンターやショップ向けの小型刺しゅうミシンの開発を強化している。ゴルフバッグや旅行かばん、スポーツバッグ、スカジャンなどの大きなサイズの衣料品など、大型のアイテムに対応した新シリーズを11月から販売する。タジマは、世界で初めて多色の刺繍機やデジタル化ミシンを開発してきた、刺しゅう用の多頭ミシンの世界トップメーカーの一つ。従来、主力はアジアの大規模な縫製工場向けの大型ミシンだったが、ここ数年は米国向けに出荷するショッピングセンター(SC)などの大規模商業施設に設置する小型ミシンが急増していた。「米国のSCに行くと、ほぼ1台は当社の刺しゅう機が設置されていて、キャップやバッグへの刺繍サービスを提供している。日本でも『無印良品』を筆頭に、刺しゅう機が店頭に導入され、消費がカスタマイズやパーソナル・ファブリケーション化が進んでいると感じている」と同社広報。日本でも、小型機を強化することで、市場を拡大させる。初年度は年100~200台の出荷を見込む。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。