ファッション

「メリー」非公開を嘆く声、SNS上にあふれる

 ファッションサイト「メリー(MERY)」が非公開となって丸1日、SNS上にはユーザーの嘆きの声が広がっている。非公開となった7日昼からツイッター上には「至福の暇つぶしがなくなって、ほんと辛すぎる」「女子力がなくなってしまう」「非公開になっているのを忘れてついつい開いちゃう」「見ている人は記事の確実さを求めていない」などの投稿が続出。「メリー」にちなんで「迷える子羊」というハッシュタグまで出回る始末だ。予測変換には「メリー 代わり」と表示され、愛用アプリを失ったユーザーが他に見るべきキュレーションサイトを探している様子がわかる。

 多くのユーザーは騒動を知らなかったため、突然のサイト閉鎖に困惑しているようだ。それだけ「メリー」には熱狂的なファンが多く、社会に大きなインパクトを与えていたことが改めて見えてきた。騒動の根端には、誤情報を含む記事や画像の転載許諾を証明できない記事が大量に氾濫していたことがあるが、ユーザだけでなく実際に記事を書いていたと思われる一般ユーザーですら、騒動の重大性を理解していないことは驚きだ。

 サイトの非公開騒動は医療・ヘルスケアを扱う「ウェルク」が根拠不明瞭な医療記事を掲載したとして、批判を受けたことに端を発する。DeNAは12月7日までに子会社ペロリが運営するファッションサイト「メリー」を含む10メディアの全記事を非公開とし、第三者調査委員会を設置して事実関係の調査に乗り出した。「メリー」については、17年3月号発売の雑誌やサイト内EC、企画していたイベントも全て一旦中止としている。

【関連記事】
「メリー」が全記事を非公開に、「NAVER まとめ」も新体制を発表

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

付加価値の原動力「ホスピタリティー」特集 LVMHジャパン社長や百貨店外商、トップ販売員らの定義は?

1月13日発売の「WWDJAPAN」は、ホスピタリティーを特集します。品質だけでの差別化が難しくなっている時代、ファンを獲得して育むにはコトのレベルアップが欠かせません。特に知的好奇心や探究心が強い次世代富裕層や、リアルの価値を知り渇望するZ世代、独自の体験を求めて来日するインバウンドら、ファッション&ビューティ業界が注目する消費者を獲得するには、ホスピタリティーについて考え、モノの購買を付加価値…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。