東京ミッドタウンに「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」の直営店が7月上旬オープンする。同ブランドは直営店を六本木に出すのは初出店。場所は外苑東通り沿いで、「イセタンサローネ」の並びの1フロアの路面店になる。現在は店舗とエスカレーターなどの設備があるが、この部分を大規模改装する。売り場面積は約297平方メートルになる見通し。通りを挟んで向かいには昨年秋に「バーニーズ ニューヨーク」が開店しており、周辺エリアの集客力が増すことなりそうだ。
東京ミッドタウンは1月から7月にかけて順次、新規12店舗の開店と既存13店舗のリニューアルを進める。ファッションでは「ギャルソン」以外にも1階の「プーマ ザ ブラックストア」の跡地に「ニューバランス」が新コンセプトストアを開き、2階には「アスペジ」が出店する。化粧品の「シロ」は、新コンセプトのライフスタイル雑貨店「シロ ホーム」を開き、食品やルームフレグランスなどを販売する。インテリアでは飛騨高山に拠点を置く飛騨産業による「ヒダ」が出店。飲食では日本初上陸となるフレンチレストラン「(仮称)六本木テラス バイ フィリップ ミル」、100万通り以上のカスタムバーガーをオーダーできるロサンゼルス発の「ザ・カウンター 六本木」が話題を集めそうだ。
東京ミッドタウンは3月に開業10周年を迎える。商業、オフィス、ホテルなど複合的な街づくりと話題性のあるイベントが評価され、昨年末まで来街者数は延べ2億9000万人に達した。商業エリアの2016年4~12月の売上高は前年同期比の実績をクリア。特に12月は宝飾品などの販売が好調で、単月として過去最高の売上高を記録した。