ファスナー大手のYKKとミシン大手のJUKIは共同で、ファスナーの縫製機械の開発と販売を行う。ファスナーの縫製は、熟練の技術工が必要な上、時間もかかり、工程のボトルネックになっていた。JUKIは自動化ミシンの開発、YKKは縫製をしやすくファスナーを改良。生産性の大幅な向上と技術に依存しない生産を目指す。新しいミシンの開発は2017年度内を目指す。
また、世界トップシェアを持ち、ともに100カ国以上に製品を出荷している両社は、世界中の縫製工場で販路が重なるという。JUKIの広報によると、「販路で言えば、世界で数万ヵ所レベルの数の工場が重なり合う。新型機の開発は工場の生産性向上にも大きく寄与できる。われわれが開発から販売まで連携することで“3方良し”のシナジーは大きい」という。
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