ファッション

サマンサ傘下「レストローズ」が全店閉鎖 ECのみに

 サマンサタバサジャパンリミテッド傘下のアパレル企業、バーンデストローズジャパンリミテッドが運営する「レストローズ(L’EST ROSE)」は今シーズンをもって、全店舗を閉鎖する。今ある18店舗は順次クローズする。直近では、1月下旬になんばマルイ店とマルイシティ横浜店、池袋パルコ店、ゾゾタウンでの取り扱いが終了しており、2月12日には新宿マルイ店が閉店する予定だ。今後はECのみの販売に移行する。

 「レストローズ」は1985年にラ・エストが立ち上げたエレガンス&フェミニンブランド。2013年にサマンサがラ・エストの全株式を取得し、子会社化。14年にレストローズに社名変更したが、翌年にバーンデストジャパンリミテッドに吸収合併され、バーンデストローズジャパンリミテッドとして再スタートを切った。

 バーンデストは現在、ヤングカジュアルの「レディアゼル(REDYAZEL)」、エレガンス&フェミニンの「レストローズ」と「ウィルセレクション(WILLSELECTION)」「スウィングル(SWINGLE)」、ルミネと共同開発する「アンドクチュール(AND COUTURE)」の5ブランドを擁する。店舗数はアウトレット2店舗含め、計67店舗(2016年2月7日現在)を持つ。なお、派生ブランドもあった「ハニーバンチ」は15年春、百貨店を中心に展開していた「リッチーミーニューヨーク」は16年春、14年に立ち上げた「ミューラー」は、昨秋シーズンをもって休止し、それぞれ全店舗閉鎖している。同社には、「セシルマクビー」成長の立役者である小嶋裕之・前ジャパンイマジネーション取締役が取締役に、鈴木雅行・同執行役員が店舗運営部部長に昨年11月にそれぞれ就いており、ここ数年で進めてきたアパレル事業のテコ入れに精力的に取り組む。

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