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メラニア夫人が英紙を提訴 「大きな商機を失った」

 メラニア・トランプ(Melania Trump)米大統領夫人は3月6日、英タブロイド紙「デイリー・メール(The Daily Mail)」と「メール・オンライン(MAIL ONLINE)」を所有する米メール・メディア(MAIL MEDIA)に対し、同社がメラニア夫人がかつて風俗業に従事していたと報道し、その結果彼女は大きな商機を失ったとしてニューヨーク最高裁判所に訴状を再提出した。彼女は少なくとも1億5000万ドル(168億円)の損害賠償金を求めている。「メール・オンライン」は昨年8月、メラニア夫人が1990年代にモデルではなく、売春婦として働いていたと報道。これを受けメラニア夫人は、記事の内容は事実と全く異なり、名誉が毀損されたとして9月にメリーランド州の裁判所に訴状を提出していた。その後、記事は取り下げられた。

 今回の訴えでメラニア夫人は、大きな商機を失ったと主張。彼女は元モデルで現在はブランドのスポークスマンやビジネスウーマンであり、今後アパレルやアクセサリー、シューズ、ジュエリー、化粧品、香水を手掛けることを検討していたという。訴えによると、各ビジネスは数百万ドル規模になりうるという。また、記事によって「彼女がスポークスマンを務めるブランドやライセンスビジネスには数百万ドルの損害が生じている」としている。

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