「ザラ(ZARA)」や「ベルシュカ(BERSHKA)」を擁するインディテックス(Inditex)の2016年度通期決算は、売上高が前期比12%増の233億1000万ユーロ(約2兆8438億円)、EBITDA(金利、税金および減償却前利益)が同8%増の50億8000万ユーロ(約6197億6000万円)、純利益が同10%増の31億6000万ユーロ(約3855億2000万円)だった。15年度に引き続き積極出店を推し進めたことが増収増益に貢献した。16年度には56市場で279店舗をオープンし、その数は93市場で7292店舗になった。既存店売上高は同10%増だった。
15年度に開始したスタッフへの還元プロジェクトとして、同社は今年5億3500万ユーロ(約652億7000万円)をスタッフにボーナスとして分配するという。さらに、勤続2年以上の社員約8万4000人には総額4200万ユーロ(約51億2400万円)を分配する。
また、16年度には14億ユーロ(約1708億円)を投じ、ロジスティクス整備やRFIDシステムの拡充、電子レシートなどの研究・開発を含むサステイナビリティの推進に注力した。パブロ・イスラ=インディテックス会長は、「経済、社会、そして地球環境にとってさらにサステイナブルな企業を目指し、今後も中・長期での投資計画を進める」とコメント。
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