ファッション

「エミリオ・プッチ」、現デザイナーとは契約更改せず?

 「MSGM」を手掛けるマッシモ・ジョルジェッティ(Massimo Giorgetti)は、2018年春に終了する「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」との契約を更新せず、同ブランドのクリエイティブ・ディレクターを辞するようだ。マッシモと「エミリオ・プッチ」は契約更改しない方向でともに合意している様子。メゾンはすでに後継者探しを始めているようだが、まだ決まっていない。「エミリオ・プッチ」を要するLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH Moet Hennessy Louis Vuitton)は、コメントしていない。

 業界関係者によると、マッシモの「エミリオ・プッチ」は、卸を中心に売り上げが伸び悩んでいるようだ。マッシモは「MSGM」に通じるカラフルな色使いで「エミリオ・プッチ」の若返りを図ったが、今のところ結果には結びついていない。「アーカイブのプリント柄に頼るのは安易」と話し、これに頼らなかったファースト・コレクションが失敗して以降、マッシモは「人々は今も(アーカイブの)プリント柄を欲している」と軌道修正を試みている最中だった。

MSGM x ファッションの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。