「ディオール(DIOR)」は、2017年春夏オートクチュール・コレクションのファッションショーを開業前の「ギンザ シックス(GINZA SIX)」屋上庭園で開催した。今回のショーは、同施設内のハウス オブ ディオール ギンザ(House of Dior Ginza)のオープンを記念し、1月にパリで行ったオートクチュール・コレクションのショーを再現したもの。
バックステージでは、来日したピーター・フィリップス(Peter Philips)=ディオール メイクアップ クリエイティブ&イメージディレクターが、日本の桜をテーマに加えた幻想的なコレクションに合わせ、フレッシュで若々しい妖精風のメイクを披露した。しかしファンタジーな印象になり過ぎないように、クールな雰囲気を残している。フレッシュでナチュラルな肌の上には、「ディオール」のDNAである星の装飾で遊び心をプラス。目頭の黒い星は“パンク”、下まぶたの中央にのせた星は“ドリーミー”、目周り全体にのせたグリッターは“ファンタジー”をそれぞれ表現した。
フィリップス=クリエイティブ&イメージディレクターは「ポイントは美しく輝く肌。そこにピンクのチークをわずかにのせ、目元を星形のスパンコールやグリッターで彩りつつも、ナチュラルに仕上げた。キーアイテムになるファンデーションの『ディオールスキン フォーエヴァー クッション』は、完璧なナチュラルスキンを作ってくれる」とコメント。また、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=アーティスティック・ディレクターによる新生「ディオール」について、「マリアはとても強いビジョンを持つデザイナー。ファッションの世界で重要なのは“性別”ではなく“ビジョン”。長くキャリアを持ち、母親でもある彼女のパワフルな考え方は、今の『ディオール』にとって理想的である」と語った。
今回のショーには、4月21日発売の「ディオールスキン ヌード エアー ルミナイザー 001」や、6月2日発売の「ディオールショウ コール ライナー ウォータープルーフ 529」などの新商品も使われている。
なお、ヘアは「ディオール」のヘアを手掛けてきたグイド・パラウ(Guido Palau)のチームが担当。ティッシュカールのテクニックで巻いた髪をブラシでとかし、動きを出した。最後にメッシュ素材やヘッドピースをのせ、華やかに仕上げた。