キャンプ場やバーベキュー場を運営するヒーロー(東京、新保孝三・社長)は、新業態の「バーベキューピット(BBQPIT)」をJR目黒駅直結の商業施設アトレ目黒1・B館の屋上に4月30日オープンした。
バーベキューピットは約408平方メートルの敷地内に着席時最大96人、立食時最大150人を収容する。グリルやテーブル、調理器具、割り箸、皿、おしぼりなどはすべて準備されており、片付けも不要。つまり食材と飲料を持ち込むだけで、手軽に本格的なバーベキューを楽しむことができるのだ。
アトレ目黒館内には肉や魚、野菜を取り扱う専門店がそろっており、飲料や調味料も現地調達が可能だ。バーベキューグリルのシェアで世界1位を誇る「ウェバー(WEBER)」の蓋付きガスグリルはオーブン効果も持ち、BBQビギナーもプロ顔負けの調理ができる。「薄切りのスライス肉よりも、厚切りのかたまり肉を」とバーベキューピットの中村一海・店長。
1サイト(基本セット6人まで)で1時間3000円と手軽感もあり、今夏ビアガーデンに代わる選択肢に浮上しそうだ。また会場のレイアウト変更も可能なため、今後、展示会や映画・音楽イベントの場としての利用も検討している。
オープンは午前10時で定休日はなし。「ランチタイムは、地元のママ友会の予約が多い。食材を持ち込めることで、アレルギーを持つお子さまにも安心してもらっている」と笹尾一純バーベキューピット・ディレクター。10月29日までの半期で、目標売上3500万円を目指す。ヒーローは1990年、日本で初めて公共公園において火器を使用したBBQスタイルを提案、実現した。