ビジネス

縫製工場を無料でIoT、「シタテル」のアパレル4.0構想

 インターネットを使った縫製工場のマッチングサービス「シタテル」を運営するシタテル(熊本県熊本市、河野秀和・社長)は、縫製工場のIoT(インターネット・オブ・シングス=モノのインターネット化)プロジェクトをスタートする。同社は縫製工場に特別なセンサーを設置することで、工場の稼働率をミシン単位でデータ化できるシステムの開発を昨年11月からスタート。 稼働率などがひと目で分かるアプリの開発も同時並行で進めており、完成後は工場のIoT化と管理ソフトは基本的に 縫製工場に無償提供する予定。実現すれば小規模な事業者が多く、IT化などの設備投資が遅れていた縫製産業にとって、大きな後押しになりそうだ。

 「シタテル」は河野秀和・社長が熊本市で、同サービスを運営する同名のシタテルを14年3月に創業。アマチュアの手芸や服作り愛好家をターゲットに、小ロットでも対応できる縫製工場を探し出すインターネットサービスとしてスタートしたが、現在は縫製工場だけでなく、染色加工工場なども含め、250工場と連携することで、デザイナーズブランドや大手アパレルなど、中堅から大手企業の利用も拡大している。直近では3700社が登録し、17年2月期の流通総額は15億円に達している。



最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

日本一売れる「港区マーケット」 圧倒的な購買力の足元商圏

「WWDJAPAN」9月2日号の特集は、「日本一売れる『港区マーケット』」です。東京都港区の存在感が増しています。昔から高級住宅地が点在していましたが。近年は職住近接のライフスタイルを好む若い富裕層が多く移り住むようになりました。消費意欲の旺盛な彼ら彼女らが六本木ヒルズや東京ミッドタウン、あるいは虎ノ門ヒルズや麻布台ヒルズのセレクトショップやラグジュアリーブランドを買い支えることで、都心に新しい高…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。