バーバリー(BURBERRY)が王立美術大学(ロイヤル・カレッジ・オブ・アート、以下RCA)との提携を強化し、新プロジェクト「バーバリー・マテリアルズ・フューチャーズ・グループ(Burberry Materials Futures Group)」をスタートする。同プロジェクトは、サステイナブルな素材開発や廃棄物の削減の他、教育格差改善など社会や経済発展のサポートを目的に活動する。
同プロジェクトは、バーバリーから300万ポンド(約4億円)の助成金を受けるが、そのうち75万ポンド(約1億円)は既存の「バーバリー」デザイン奨学金制度に充てられる。
まずは拠点を持たずに活動するが、RCAが西ロンドンのバターシーに新校舎を設立後、2020年までに拠点を設けるという。
バーバリーは、同ブランドのビジネスやラグジュアリー産業に携わるコミュニティー100万人のサポート、「バーバリー」全商品に少なくとも1点は改良を加えること、商品生産時に排出した廃棄物の再利用方法発見の3つの行動計画を掲げている。同プロジェクトはこの行動計画の一環でもある。
RCAの卒業生でもあるクリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)=クリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)最高経営責任者兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーは、「同プロジェクトは新素材の研究開発から新たな生産方法の立案、そしてイギリスの新たな才能の教育、サポートまで、幅広くカバーする。『バーバリー』創設者のトーマス・バーバリー(Thomas Burberry)も機能性素材を開発し、ブランドを育てた。このプロジェクトはブランドのDNAでもある」とコメントした。