ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)は7月28日、スモールビジネスユニットに属する、セレクトショップ「アナザーエディション(ANOTHER EDITION)」とシューズ・雑貨ブランド「ボワソンショコラ(BOISSON CHOCOLAT)」のウィメンズ2事業から撤退すると発表した。17年秋冬シーズンで終了することになる。経営基盤を強化し、中長期的な成長と収益性の改善を図る中で、将来的な発展が見込めないと判断を下したもの。グループ売上高における両ブランドの売上高構成比は2.6%にとどまっており、退店予定18店舗についても過半数について前期までに減損損失を引き当て済みのため、今期業績に与える影響は軽微だという。
「アナザーエディション」は“マイ・フェイバリット・シングス”をコンセプトに、旬のアイテムと個性的なアイテム、フェミニンテイストとボーイズテイストなどのミックススタイリングや、都会で着られるエスニックテイストなどを提案。2001年に1号店を出店し、6月末現在で12店舗を展開し、17年2月期の売上高は28億9000万円だった。
一方の「ボワソンショコラ」は、シューズとバッグのオリジナル&セレクト業態「オデット・エ・オディール ユナイテッドアローズ(ODETTE E ODILE UNITED ARROWS)」のEC限定レーベルとして10年にスタート。“シューズ・メーク・ユア・デイズ・スペシャル~あなたの毎日を素敵にする靴を”をテーマに、履き心地が良く、甘さの中に程よくスパイスを効かせたデザインのデイリーベーシックシューズを提案。11年から社内のエキナカストアでリアル店舗販売を開始し、14年夏からファッションビルやショッピングセンターなどに単独店を出店してきた。6月末現在の店舗数は6店舗で、17年3月期の売上高は9億3600万円だった。