ファッション

リーバイス&グーグルの“スマートジャケット”が販売へ 本格的なスマートウエア時代の到来なるか

 リーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS以下、リーバイス)とグーグル(GOOGLE)は、共同開発した電子化されたデニムジャケットである“リーバイス コミューター(Levi's Commuter)”を9月27日から発売する。販売店舗は、ロサンゼルスのフレッドシーガル(Fred Segal)とニューヨーク・ブルックリンのキンフォーク(KINFOLK)、ハーバード大学にほど近いボストンのコンセプツ(Consepts)の全米の有力なセレクトショップ3店舗限定で、価格は350ドル(約3万9000円)。一般のファッション衣料としては初の本格的なスマートウエアになり、服がインターネットやアプリと連携するウエアラブルは新たなフェーズに突入する。

 “リーバイス コミューター”には、グーグルが2015年に独自に開発した電子化されたテキスタイル“プロジェクトジャカード(PROJECT JACQUARD)”を搭載する。スマートフォンなどと接続し、ウエアをなぞるだけで電話を掛けたり、音楽を聞いたりすることができ、アプリもグーグルが開発している。当時“プロジェクトジャカード”は、糸作りで日本の帯締めに使われてきた組紐機を使うなど、日本企業が開発に関わったことでも注目を集めた。ただ、グーグルが最近公開した動画では、“デニム版プロジェクトジャカード”のテキスタイル生産は日本ではなく、他のエリアだと思われる。量産に向けては、よりコストパフォーマンスの高い工場を選択したようだ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

アニメコラボ特集 ヒット連発の“制作秘話”に迫る

「WWDJAPAN」4月14日号は、「アニメIP」を特集します。一般法人法人 日本動画協会によると、2023年の日本のアニメ産業のグローバルにおける市場規模は前年比14.3%の3兆3465円となり、過去最高となりました。特に海外市場の成長が目覚ましく、前年比18.0%増の1兆7222億円とこれも過去最高を更新。日本市場を上回ったのは、コロナ禍の20年以来2度目のことでした。市場の盛り上がりは、東京…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。