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ユーザーが送料を決める!? 「ゾゾタウン」が“送料自由”を試験導入

 ファッションEC「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するスタートトゥデイが1日、新たに送料をユーザー自身が決める“送料自由”サービスを試験導入した。ユーザーは商品購入後の画面から自由に送料を決めることができる。無料を選択することもでき、初期設定は400円になっている。新しい料金体系の適用は、1日12時以降の注文からすでに採用される。ただし、試験的実施のため、今後予告なくサービスを終了する可能性があるという。

 前澤社長は自身のツイッターで「0円でも500円でもお客様の自由です。自由に価格を決めていただくことで、運ぶ人と受け取る人との間に、気持ちの交換が生まれれば素敵だなと思います」とコメントした。

 同社ではこれまで会員かどうかにかかわらず、税込4999円以上の注文について送料無料を掲げてきた。また、提携するヤマト運輸をはじめとする運送業者の人手不足や負担拡大の影響もあってか、6月には一部地域で行っていた即日配送のうち当日配送を取りやめるなど、配送サービスを見直してきた。

 発表に先立って、前澤友作・社長は自身のツイッターで「ZOZOTOWNの送料が変わります。通販・EC業界初の前代未聞の試みになるかと思います」「ビジネス感度の高いNewsPicksユーザーの皆さまの予想が聞きたいです」とコメントしており、ネット上では、「送料無料で再配達のみ有料にする」「送料の年間パスポートを発行する」などの予想が出ていた。

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