ファッション

急成長オンラインSPAの米エバーレーンCEOが語る アパレルとスタートアップの未来

 オンラインSPA企業で、サンフランシスコ発のエバーレーン(EVERLANE)が、いよいよデニムを本格的にスタートする。ITを駆使し、製造にかかるコストを透明化する一方、高級ブランドと同品質のベーシックアイテムを低価格で販売する戦略で、ミレニアル世代の心をつかみ、2010年の創業以来急成長を続けてきた。日本製の高品質な素材を使った1本68ドル(約7600円)のデニムはまたたく間に売れ、今では5万人近くが入荷待ちをしている。マイケル・プレイズマン(Michael Preysman)最高経営責任者(CEO)の目に、いまファッションリテールとスタートアップ企業はどう映っているのか。その未来について聞いた。

WWD:デニムの取り扱いはなぜ、このタイミングになったのか。

プレイズマン:初めに販売したのはTシャツで、その後はネクタイ、スエットシャツ、バックパックとアイテムを増やしてきたけど、もし時間を巻き戻せるなら、デニムは2番目に販売するだろうね。でも、当時はMD戦略よりも、僕らが求める基準を満たす工場を探すことが先決だったんだ。今は会社の規模が大きくなったので、より戦略的に商品開発ができるようになった。デニムは結局、クリーンなデニムを作れるベトナムのサイテックス(SAITEX)社に出合うまでに2年近くかかってしまった。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

来シーズン、シャツをどう着る?メンズ47ブランドの推しスタイルを紹介 26年春夏メンズ・リアルトレンド特集

「WWDJAPAN」12月8日号は、2026年春夏シーズンのメンズ・リアルトレンド特集です。この特集は、国内アパレル企業やセレクトショップのクリエーションの“今”を捉えるために、毎シーズン続けている恒例企画です。今回は特に、「シャツの着こなし」に焦点を当てました。夏の暑さがますます厳しくなる影響もあり、26年春夏の欧州コレクションでは、シャツの見せ方がより自由で軽やかになり、着方そのものがクリエー…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。