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「ルイ・ヴィトン」が米テキサスで、東京ドーム26個分の土地を購入

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下の「ルイ・ヴィトン」が、テキサス州・ダラス郊外の人口約4000人の町、アルバラードに約120万平方メートル(東京ドーム約26個分)の土地を購入した。正確な購入額は特定できていないが、国際競売会社のサザビーズ(SOTHEBY’S)が持つ同地域の約45万平方メートルの土地は83万2500ドル(約9400万円)で売りに出されている。

 購入した土地は、米国内3番目、カリフォルニア州の2番目に続く「ルイ・ヴィトン」のレザー工場として使われる予定だ。ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者(CEO)は、17年初めにドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領との会談で、LVMHの米国での手工業におけるプレゼンスを高めたいと語っていた。

 牛の牧場は州最大の産業の一つで、テキサス州にはジョンソン郡だけで六つの牧場がある。そのためレザーの入手やレザー職人の雇用が容易で、新設される工場では米国市場向けの「ルイ・ヴィトン」のレザー製品を生産する。工場建設は18年春から開始し、19年に開業する。開業時は約100人を雇用し、その後5年で約500人に増員する予定だ。

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