ファッション

京鴨の羽毛を使用したダウン、三陽商会の8ブランドで発売

 三陽商会は、国産の食用鴨である京鴨の羽毛を使用した“京鴨ダウン”シリーズを紳士服ブランドだけでなく「アマカ(AMACA)」「エヴェックス バイ クリツィア(EVEX BY KRIZIA)」「ポール・スチュアート(PAUL STUART)」などの婦人服ブランドにも拡大して順次発売する。

 京鴨は食用鴨肉として流通しているものの、羽毛衣料製品には使われてこなかった。そんな中、三陽商会は日本の老舗羽毛メーカーである河田フェザーとの協業で2013年に初めて紳士服ブランドを中心に発売。この秋冬は、エシカル消費の高まりを受けて婦人服ブランドでも発売する。

 “京鴨ダウン”は、薬品を一切使用せずに清潔な飼育環境で育てられた京鴨を使用。食肉加工の際に不要となる羽毛を有効活用している。飼育から羽毛原料になるまでの生産工程がすべて国内で、原料は三重県にある河田フェザーの工場で丁寧に洗浄される。抗菌防臭加工を施した独自の洗浄工程を経て、真っ白でふっくらとしたダウンが出来上がる。

 “京鴨ダウン”は紳士服も含めた計8ブランドで販売。ブランドにより、ショート、ミドル、ロングのダウンコートやダウンベストなどを展開する。価格帯は2万9000~9万6000円。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。