花王は11月24日、台湾工場にビューティケア製品の新生産棟が竣工した。既存の設備とあわせた新竹工場のビューティケア製品の生産能力は、従来の約2倍となる。初期投資額は約33億円。
花王は近年、国内外で生産能力の増強を進め、新工場の建設や生産ラインの増設を行っている。今回、台湾の新竹工場内に完成した新生産棟は、台湾で成長が著しい花王のビューティケア事業において供給能力を強化させるために進めた。
新竹工場は、2009年3月に、台湾のビューティケア業界の生産設備として初めてGMP認証を取得した工場。新生産棟ではより高機能・高品質な製品を生産できるように、さらに高度な設備を設置するとともにクリーンルームを備え、台湾のビューティケア業界でトップレベルの製造環境基準を実現した。
新生産棟では、「ビオレ(BIORE)」「メンズビオレ(MEN'S BIORE)」などのスキンケア製品、「エッセンシャル(ESSENTIAL)」「リーゼ(LIESE)」などのヘアケア製品の生産を行うが、今後の事業展開に応じて生産品目を拡大する予定だ。