ファッション

「ザラ」のインディテックスが国境なき医師団に3億円寄付 シリア難民やロヒンギャ難民支援

 「ザラ(ZARA)」や「ベルシュカ(BERSHKA)」を擁するスペインのインディテックス(INDITEX)は医療を通じて人道支援や難民支援を行う国境なき医師団に、新たに230万ユーロ(約3億500万円)を寄付した。ラ・コルーニャにある本社で行われたセレモニーには、パブロ・イスラ(Pablo Isla)会長兼最高経営責任者と、国境なき医師団のスペイン代表、マネジング・ディレクターらが出席した。

 サステイナビリティへの意識が高いインディテックスは2008年以降、国境なき医師団に累計2150万ユーロ(約28億5900万円)を提供し、35カ国での作業を支え、220万人に貢献してきた。トルコのキリス島におけるシリア難民支援はすでに5年間行ってきたが、今回さらに、シリア北部のアレッポにある病院もサポートすることになる。この2つの地域におけるプロジェクトに対して90万ユーロ(約1億1900万円)が充てられる。さらに、ミャンマーからバングラデシュに大量脱出しているロヒンギャ難民に対しても、清潔な飲み水を供給するための医療費とプロジェクトに資金を提供し、12万人をサポート。インド北東部の子どもが瀕する急性栄養失調対策にも資金を投じる。MSFの緊急デスクにおけるロジスティクスや人材などに対しても100万ユーロ(約1億3300万円)を投じる。

 インディテックスは他のNPO団体などとも連携し、2017年には50万着以上の衣服の寄付なども行っているという。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。