ファッション

「アップリンク吉祥寺」が18年冬にオープン “ミニシアター・コンプレックス”のモデルケースに

 アップリンクは、2018年冬に映画館「アップリンク吉祥寺」を吉祥寺パルコ地下2階にオープンする。5スクリーン、計300席(最大スクリーン97席、最小スクリーン31席を予定)のミニシアターだ。これまでアップリンクとパルコは共同で映画作品の配給宣伝を行ってきたが、映画館運営は初の共同事業となる。

 同館では、世界の映画祭で話題となった作品をはじめ、アート系作品、インディーズ作品の他、地域の人たちの来館を想定してファミリー向け作品も上映する。

 浅井隆アップリンク社長は、自身が編集長を務めるウェブサイト「web DICE」で、「アップリンク吉祥寺」の役割を次のように説明している。「『アップリンク渋谷』をバージョンアップさせたもので、インディペンデント系やドキュメンタリーの作品の上映、ミニシアター系の二番館(他の劇場でロードショーが終わった作品を引き続き上映する映画館)、ミニシアター系の都内複数館公開の場合のサポート館として考えている。映画の上映が定着し運営に慣れてきた時点で、渋谷でも行っているライブイベント、パフォーマンス、落語、トークショーなども企画開催していく予定だ」。

 アップリンクでは今後、映画館の設備や内装を充実させる目的で、クラウドファンディングを行う予定だという。浅井社長は、「『アップリンク吉祥寺』を、既存のビルの中でも映画館を作れる一つのスタンダード・モデルとして、今後もこのようなミニシアター・コンプレックスを作っていきたい」と語る。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。