ファッション水着や下着を展開するワコール傘下のアイ(Ai)は1月24日、2018年三愛水着楽園のイメージガール就任披露会と新作水着のショーを開催した。2018年のイメージガールに選ばれた現役女子高生の黒木麗奈が新作の水着を着てショーに登場した。
第17代目となる同イメージガールに選ばれた黒木は、舞台を中心にドラマなどで活躍する身長172センチの17歳で、スリーサイズはバスト81センチ、ウエスト56センチ、ヒップ82センチ。昨年、「サマンサタバサ ガールズアワード モデルオーディション2017」でグランプリを獲得している。黒木は、「自分が選ばれて本当にびっくりしました。オーディションではとても緊張していたので、マネジャーさんから結果を聞いた時は頭の中が真っ白になっていました(笑)。素敵な水着を着てたくさんの方にもっと知っていただけたらなと思っています。今はまだ不安や緊張などがありますが、自分らしく、元気に笑顔で頑張ります」と笑顔で意気込みを語った。
これまで同イメージガールは、初代の山本梓(02年)に始まり、木下優樹菜(07年)、菜々緒(10年)、朝比奈彩(15年)など、多方面で活躍する女優やモデル、タレントを輩出している。黒木は事務所の先輩である菜々緒と同じ身長で“菜々緒二世”と呼ばれていることから「小学生の時から菜々緒さんはずっと憧れの存在。ファッションショーで歩く時の菜々緒さんのオーラがすごく、私もこんな風になりたい!と思っていました」と話した。
同社の2018年水着コレクションは、“リバーシブルブラ”“ノーワイヤーブラ”“ワンピース”の3つをテーマに展開する。“リバーシブルブラ”は、インスタ映えを意識し1着でさまざまな着こなしができるデザインを採用。独自開発した裏表のないブラパッドを用いている。“ノンワイヤーブラ”では、水辺や街着、ヨガやフィットネスといったアクティブに着用できるブラを提案。さらに、日本の景気と水着デザインの関係性に着目し、「好景気になるとワンピースタイプの水着が売れる。アベノミクスや東京五輪に向けて景気回復が見込まれている」ことから“ワンピース”を提案するという。
17年は天候不順だったため、水着業界全体では前年比10%減と落ち込み、三愛水着楽園でも同2%減だった。丸太隆司アイ取締役商品統括部統括部長は、「昨年は、渋谷西武モヴィータ館に出店し感度の高い大人の女性客の支持を得た。今後も大人の女性に向けたデザインの強化やハイエンドマーケットへの参入、海外進出を視野に入れている。18年の水着売上高は前年比5%増を目指す」と話す。