ホテル事業を手掛けるナインアワーズが4月20日、不動産業のヴィエント・クリエーションと共同で、サウナと睡眠に特化した宿泊施設「ドシー(°C)」を五反田にオープンする。12月に開業した恵比寿店に次ぐ2店舗目で、店舗設計を建築家の長坂常スキーマ建築計画代表が手掛ける。リユースのカプセルユニットを設置し、サウナ利用に加えて、宿泊を可能にした。サウナ利用後のクールダウンには水風呂ではなく、TOTOのウォームピラーを用意。好みの水温でベンチに腰掛けてリラックスしながらクールダウンできる環境を整える。客室利用は男性のみで、164室を用意。サウナ利用が1時間1000円〜、仮眠1時間1500円〜、宿泊が4900円〜だ。
同社は「ドシー」を旅行者がよりアクティブに活動するための宿泊施設“トランジットサービス”と位置付け、宿泊に限らずシャワーや仮眠のみの利用も受け付ける。「フィンランド発祥のサウナだが、日本では温浴施設のおまけのような存在として位置付けられていた。『ドシー』ではサウナを原点から見直し、日本らしいクリーンで気持ちの良いサービスとして再定義。これまであまり縁のなかった若年層や女性にとっても、日常の中でごく手軽に味わえるリフレッシュの道具にしたい」と同社。