ポーラ・オルビスホールディングスの2017年12月期連結決算は、基幹ブランドの「ポーラ(POLA)」のシワ改善美容液「リンクルショット メディカル セラム」が修正後の年間目標125億円を上回って約130億円を達成したり、育成ブランドの「THREE」「ディセンシア(DECENCIA)」が伸長するなどして、売上高が前期比11.8%増の2443億円、営業利益が同44.9%増の388億円、経常利益が同44.7%増の392億円、純利益が同66.2%増の271億円と8期連続の増収で、過去最高益を達成した。
事業部別の売上高は、ビューティケア事業が同12.2%増で2271億円となった。「ポーラ」は「リンクルショット」がけん引し、売上高が同24%増の1440億円と前年をクリア。「オルビス(ORBIS)」や「ジュリーク(JURLIQUE)」などは振るわなかったものの、「THREE」が同31.2%増の80億円、「ディセンシア」も同40%増と貢献した。不動産事業は同11.5%減の26億円、その他が同11.7%増の145億円だった。