ファッション

「ユニクロ」がトーマス・マイヤーとコラボ発表 クラフツマンシップを重視した初のリゾートコレクション

 「ユニクロ(UNIQLO)」は「トーマス・マイヤー(TOMAS MAIER)」とコラボレーションした「ユニクロ」初の本格的リゾートウエア・コレクションを発売する。ケリング・グループ傘下で「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のクリエイティブ・ディレクターを2001年から手掛けるトーマス・マイヤーのシグネチャーブランドで、1997年にスタートしたブランドだ。「『タイム・オフ~心の解放、時間からの解放』という『トーマス・マイヤー』のフィロソフィーに、上質な素材へのこだわり、優れた技術・機能性などさまざまな『ユニクロ』のノウハウを融合。日常をより豊かにする“LifeWear”を届けたい」としている。

 ドイツ生まれのトーマス・マイヤーは、「ソニア リキエル(SONIA RYKIEL )」や「エルメス(HERMES)」などで経験を積み、クラフツマンシップやクオリティー、オリジナリティーをとても重要視するデザイナーとして知られている。今回のコラボに際し、「『トーマス・マイヤー』のブランドコンセプトは“解放”だ。人生はただでさえ複雑なもの。シンプルで気兼ねなく着られる服。それこそが複雑なライフスタイルを持つ現代社会において必要だと考えている。本コレクションでは、そのコンセプトを、『ユニクロ』の素晴らしいメンバーと共に、彼らが持つテクノロジーやノウハウを活用し表現することができた。『ユニクロ』とのコラボレーションを通じ、日々の喧騒を忘れ心身ともにリラックスできるデイリーウエアを、より多くの人々に楽しんでいただきたい」とコメント。

 勝田幸宏ファーストリテイリング・グループ執行役員兼ユニクロR&D統括責任者は「われわれの“LifeWear”は“着る人の価値観から作られる服、服に個性があるのではなく、着る人に個性がある”という考えに基づいている。一つ一つが大切に長く愛される服でなければならないという思いで服作りに挑戦している。長年にわたりシンプルなデザインに時代の空気感を取り入れ続けるトーマス・マイヤー氏の服作りは、まさに『ユニクロのフィロソフィーと共鳴する。カジュアルでシンプルながらも、上質な素材で着心地の良い服を提供し、人々の生活を豊かにするのが共通のビジョンだ。私たちは『ユニクロ』初となるリゾートウエア・コレクションとして、心を解き放ち、生活に斬る楽しみとリラックスする喜びを与える新しい“LifeWear”を提案する」と意気込む。

 名称は“トーマス マイヤー アンド ユニクロ(TOMAS MAIER AND UNIQLO)”で、発売は2018年初夏。世界中のユニクロとオンラインストアで販売する。

関連タグの最新記事

ファッションの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。