ファッション

パンクを愛したスタイリストの巨匠、ジュディ・ブレイムが死去

 スタイリストやアート・ディレクター、ジュエリーデザイナーなど多岐に渡りイギリスのパンク・ファッション界をけん引してきた巨匠、ジュディ・ブレイム(Judy Blame)が2月20日に死去した。58歳だった。

 パンク愛に溢れ、安全ピンやチェーンなどを使用し、退廃的な世界観とモードを融合させたジュディのスタイリングはマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)をはじめ、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)やガレス・ピュー(Gareth Pugh)といった多くのブランドやデザイナーに影響を与えた。また、ビョーク(Bjork)のデビューアルバム「Bjork」ではアート・ディレクターを、英カルチャー誌「i-D」では30年に渡りディレクションを手掛けるなど、ファッションから音楽までさまざまな業界で活躍した。

 生前親交のあったキム・ジョーンズ(Kim Jones)やジェレミー・スコット(Jeremy Scott)らはSNSに悲しみの声を寄せ、イギリスのポップ・ミュージック・バンド、カルチャー・クラブ(Culture Club)のフロントマンを務めるボーイ・ジョージ(Boy Geoge)は自身のツイッターで「ジュディはとても美しく、才能に溢れ、茶目っ気がある友人だった。ファッション業界に大きな穴ができてしまった。ロンドンは伝説を失った」と悲しみを綴った。

関連タグの最新記事

ファッションの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。