無縫製のニット横編機“ホールガーメント”の開発で知られる島精機製作所の島正博・会長の旭日中綬章受章を祝う記念祝賀会が3月12日、同社の本社がある和歌山市のダイワロイネットホテルで行われた。同会の代表世話人を務めた仁坂吉伸・和歌山県知事をはじめ地元政財界などから約300人が出席。和歌山の食材を生かしたコース料理に加え、昨年、日本ソムリエ協会のソムリエ・ドヌール(SOMMELIER D’HONNEUR)を取得した島会長らしい、こだわりのフランスワインが振る舞われた。島会長は1962年に島精機製作所を設立し、世界に先駆けてホールガーメント横編機を開発した発明家として“紀州のエジソン”の異名を持つ。
挨拶に立った島会長は、「これまで世の中にないものを作ろうと走り続けてきた。白髪が増え、老眼になったが、今も気力はみなぎっている。今後も貢献を続けたい」と話した。
島会長は昨年、第35回毎日ファッション大賞の特別賞も受賞している。