クリスチャン ディオールは3月12、13日の2日間、世界中の若い女性を対象とした国際育成プログラム「WOMEN@DIOR」をパリで開催した。同プログラムは、選考を通過した200人の若い女性を、ファッションやビジネスなどのさまざまな分野で未来のリーダーとして活躍できるように育成することが目的で、200人の若い女性を世界各国からパリに集めて開催するのは初の試み。日本からは4人の学生が参加した。参加者たちは30歳以下の女性で構成されたメンターとペアを組み、彼女らの指導のもと、1年間クリスチャン ディオールから支援を受けることが可能だ。
2日間のワークショップでは、普段は関係者以外出入りが禁止されている同ブランドの資料室ディオール ヘリテージと、プレタポルテとオートクチュールのアトリエの訪問、同ブランド幹部らと映画監督のフローランス・サンディ(Florence Samdis)を交えた女性の社会進出に関するディスカッション、映画監督のステファン・ド・フレイタ(Stephane De Freitas)によるスピーチに関するワークショップなど、さまざまなプログラムが用意された。
「ディオール(DIOR)」は2017年春夏コレクションで、“WE SHOULD ALL BE FEMINISTS”というメッセージを掲げたTシャツを発表し、2018年春夏コレクションでは、“WHY HAVE THERE BEEN NO GREAT WOMEN ARTISTS?”と書いたボーダーTシャツを発表するなど、近年、フェミニズムに寄せたメッセージを積極的に発信している。