ファッション

チャプター元ディレクターと大阪発「エグザンプル」が中目黒にセレクトショップを開店

 スニーカーショップのチャプター(CHAPTER)で今年3月までディレクターを務めていた近藤浩人と大阪発のEC専業のメンズファッションブランド「エグザンプル(EXAMPLE)」を手掛けるBB(ビビ)が5月3日、東京・中目黒にセレクトショップMFCストア(MFC STORE)を開く。MFCとは“My Favorite Closet”の略で、コンセプトは新品、古着、正規品、並行輸入品に関わらず、自分たちが本当にいいと認めたモノだけを集めた店。並行輸入品の“インポート”、正規品の“セレクト”、過去のモデルを集めた“アーカイブ”、そしてレアスニーカーを集めた“スニーカー”の4つのセクションに、オリジナル商品を加えラインアップする。場所は、目黒区東山1-3-3で、山手通り沿いのビル2階。

 近藤ディレクターは「チャプターは元々並行輸入の店だったが、2016年に正規での取り扱いに切り替えてから、面白みがなくなったと感じていた。インラインの商品ばかりを取り扱えば、ともすればどこの店も同じ商品ラインアップになる」と並行輸入品を積極的に扱う意図を説明する。また、「セレクトショップの同質化が叫ばれる中で、裏原時代にあったような発信力の高いインディペンデントな店を自分たちの手で作りたかった」とも話し、オンラインショップは持たず、実店舗でのみ販売する。チャプター時代に培ったスニーカーコレクターとの人脈を生かし、過去発売されたレアスニーカーも扱う予定だ。

 一方、「エグザンプル」は昨年8月にスタートしたばかり。にも関わらず、ウェブメディアやSNSを中心に火が付き、オンラインショップでは入荷してもすぐに完売する状態が続いていた。2月に大阪・南船場のカフェを活用した2日間限定のポップアップストアを開くと、最大4時間待ちができるほど盛況で、全ての商品が完売した。この時の売り上げは2日間で450万円に達したという。「エグザンプル」が東京で取り扱われるのは今回が初。「全くアウェイの場所。東京でもしっかりと知名度を上げていきたい」とBB。オープン初日は、「エグザンプル」の限定アイテムも用意する。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

27メディアが登場、これが私たち自慢の“ナンバーワン”【WWDJAPAN BEAUTY付録:化粧品専門店サバイバル最前線】

11月25日発売号は、毎年恒例のメディア特集です。今年のテーマは "ナンバーワン"。出版社や新興メディアは昨今、ウェブサイトやSNSでスピーディーな情報発信をしたり、フェスやアワードなどのイベントを実施したり、自社クリエイティブやIPを用いてソリューション事業を行ったりなど、事業を多角化しています。そのような状況だからこそ、「この分野ならナンバーワン!」と言えるような核を持てているかが重要です。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。