文藝春秋は7月1日付の人事を発表した。同社発行の「週刊文春」「文藝春秋」「クレア(CREA)」「スポーツ・グラフィック ナンバー(Sports Graphic Number以下、ナンバー)」の編集長が交代する。「週刊文春」はデジタル編集部を新設し編集長に渡邉庸三・同誌デスクが就任、新谷学・同誌編集長は編集局長に就任し、編集長後任に加藤晃彦・同誌デスクが就く。
井戸川恵子「クレア」編集長は総務局に異動し、後任に有馬大地デジタルメディア局電子書籍編集部員が就く。大松芳男「文藝春秋」編集長はノンフィクション編集局次長に就任し、後任編集長に松井一晃「ナンバー」編集長が異動。「ナンバー」の後任編集長には宇賀康之・同誌デスクが就任する。
なお、文藝春秋は5月に松井清人(きよんど)・社長が会長に就任し、中部嘉人・常務が社長に昇格する人事を内定したが、社内で複数の役員が人事案に反発していた。今春には一部の役員が人事の再検討を求める要望書を提出していたと複数メディアが報じている。