ファッションECモール「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するスタートトゥデイが3日、創業20周年を記念した「新生ZOZOビジョン発表会」を開催し、プライベートブランド「ゾゾ(ZOZO)」の商品のラインアップ拡充を発表した。まずは初のフォーマル商材となるビジネススーツとドレスシャツの販売を3日18時に開始。“ZOZOSUIT”の計測による完全カスタムオーダーで注文後1〜2週間で商品が届く。全7色で、生産は中国、価格は3万9900円(税込)。
あわせて14色のドレスシャツも発売する。価格は4900円(税込)。まずはお試し価格としてスーツとシャツをセットにして2万4800円(税込、それぞれ2万1900円と2900円)で発売をする。“ZOZOSUIT”での計測が済んでいなくても購入は可能だが、初回オーダー分については8月上旬の配送を予定する。8月には幅と柄・長さを選択できるネクタイ(2500円)の発売も予定する。
カジュアル商材としては、既存のクルーネットTシャツやスリムテーパードデニム、オックスフォードシャツに加えて、VネックTシャツとストレートデニムパンツ、クルーネックのポケットTシャツを3日に発売する。秋には島精機製作所と協業したホールガーメント機による縫い目のないニットの発売も計画する。
また同日、72の国と地域で「ゾゾ」の販売を開始したことを明かした。これにあわせて日本国外の10万人に“ZOZOSUIT”とデニム、Tシャツを無償提供するキャンペーンを実施する。
登壇した前澤友作・社長は「ゾゾ」立ち上げの経緯について、「背が低く、自分に合う洋服を探すのに苦労してきた。だったら、同じような悩みを抱える人に対して、自分が欲しいものを作ろうと思った。こうして、7〜8年前に既製サイズを超えた一人一人にあったサイズの洋服を作るブランドを作ろうと決意した」と話した。“ZOZOSUIT”の現状については、「7月3日時点で55万3179枚を配布した。今期中に600万〜1000万着の“ZOZOSUIT”を配れるよう生産のスピードをあげている」とコメントした。