ユニクロ(UNIQLO)は、プロテニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer)選手と「グローバルブランドアンバサダー」契約を結んだと発表した。6月25日に開幕した2018年英ウィンブルドン選手権を皮切りに、今後年間主要トーナメントをアンバサダーとしてプレーする。2日に行われた1回戦に、フェデラー選手はユニクロのウエアで登場した。
フェデラー選手がウィンブルドン選手権で着用しているウエアは、クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)アーティスティック・ディレクター率いるユニクロ パリR&Dセンターがデザインした。シャツの襟はフェデラー選手の好みというスタンドカラーの仕様で、左胸のロゴと、前立てや袖口、ショーツの脇に配したユニクロカラーの赤がポイントだ。東レと共同開発した吸湿速乾性に優れた素材を使用している。
契約について柳井正ユニクロ会長兼社長は「フェデラー選手は史上最も偉大なチャンピオンの一人であり、ずっと敬意を抱いてきた。フェデラー選手をサポートすると同時に、彼とともにテクノロジーやデザインの分野においてもイノベーションを起こしていく」とコメントしている。フェデラー選手は「自分とユニクロは世界にポジティブな影響をもたらしたいという強い情熱を持っている。両者の努力が合わさり、実を結ぶことを楽しみにしている」と発表した。
フェデラー選手は長年ナイキ(NIKE)とパートナーシップ契約しており、コラボレーション商品なども企画してきたが、契約満了に伴いユニクロに移った形。ユニクロはフェデラー選手のほか、同じくプロテニスの錦織圭選手、プロ車椅子テニスの国枝慎吾選手とゴードン・リード(Gordon Reid)選手、プロゴルフのアダム・スコット(Adam Scott)選手ともグローバルブランドアンバサダー契約を結んでいる。