ファッション

藤原ヒロシの「ザ・コンビニ」オープン直前 発売商品ほぼ全部見せ

 銀座・数寄屋橋交差点のソニービル跡地に8月9日にオープンする「銀座ソニーパーク(GINZA SONY PARK)」が8日、一足早く関係者に向け披露された。台風が接近する雨天にもかかわらず、内覧会にはユニークな公園を一目見ようと朝から多くの関係者が押し寄せた。目玉は地下1階に入る「ザ・コンビニ(THE CONVENI)」。ジュン(JUN)が「ザ・パーキング銀座(THE PARKING GINZA)」以来、約1年ぶりに藤原ヒロシと組んだコンセプトショップだ。SNS上では早い段階からいくつもリーク写真が出回るなど、ファッション業界内外から注目を浴びている。オープンに先立ち、店頭に並ぶほぼ全部のアイテムを紹介する。

 店内は、10人程度でいっぱいになる小さなスペース。スタッフのユニホームからショッピングバッグとして使うビニール袋、自動扉やレジ、バックヤードにつながるシルバーのドアなど、細かいところまでリアルなコンビニエンスストアそっくりだ。エントランスをくぐると正面中央に「ブラックモンブラン」とコラボしたアイスクリームが無造作に積まれる。その隣には、うまい棒のパックとポテトチップス風の袋に入ったスエットやパーカ、「NF」のバッグなど。奥の棚にはビニール傘やトレー、マグカップ、サングラスなどの雑貨、話題になった「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」のビックリマンチョコなどが並べられている。その隣の雑誌棚には神保町の古本屋「マグニフ(MAGNIF)」が選んだ過去の雑誌が並べられており、今は、実際に8月に店頭に並んだ9月号が置かれている。

 右手には、これまたコンビニエンスストアのような巨大な冷蔵庫が配置してあり、ドリンクの中に、食品に見立てたパッケージのアイテムがさまざま並ぶ。サンドイッチはバンダナ、おにぎりはハンドタオル、ペットボトルにはTシャツなどが、まるでコンビニのように実際に冷やされながら置かれている。Tシャツのコラボ相手は「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」や「ダブルタップス(WTAPS)」「エフアール2(FR2)」などだ。

 レジは2台あり、レジ横にライターが置かれ、タバコの棚には「バイスクル(BYCYCLE)」のトランプや「ザ・コンビニ」限定の「ベアブリック(BE@BRICK)」、「リトゥ(RETAW)」、“NO CONVENI”と書いた「アイコス(IQOS)」らしき商品が陳列されていた。

 店舗は、「ザ・プール青山(THE POOL AOYAMA)」や「ザ・パーキング銀座(THE PARKING GINZA)」のデザインも担当した建築事務所アーキタイプ(THE ARCHETYPE)の荒木信雄・代表が手掛けた。地下の壁にのめり込む外観は、荒木の細かいこだわりのようだ。

 なお、オープンから11日までの3日間は、公式アプリからの募集で、入店整理抽選を実施する。既に応募を締め切っており、入店は整理券取得者のみとなっている。

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