免税店大手のラオックスは、銀座7丁目の「銀座本店」を8月31日に閉めると発表した。賃貸借契約の契約満了に伴うもので、銀座5丁目のエグジットメルサ内で運営する「銀座EXITMELSA」に統合する。
銀座本店は中央通り沿いの銀座ヤマトビルに2013年オープン。銀座における訪日客の爆買いの中心地として圧倒的なにぎわいを見せていた。家電や時計、日用品、食品、バッグまで幅広い商材を扱い、ラオックスの店舗の中でも屈指の坪効率を誇っていた。
統合する銀座EXITMELSAは15年秋に開店した。2フロア構成で面積は約1500平方メートル。今後は旗艦店として商品とサービスの充実を図る。特に人気の化粧品や美容家電は専門スタッフによるコンサル販売を引き続き強化していく方針だ。
銀座ヤマトビルの銀座本店の場所はラオックスの前は「ランバン(LANVIN)」が営業していた。跡地には再び高級ブランドが入ることが予想されており、不動産関係者によるとLVMH傘下のラゲージブランド「リモワ(RIMOWA)」が有力視されている。