「WWDジャパン」8月27日号は、全国の有力百貨店を取材し、2018年春夏シーズンに売れたブランド・商品を検証しています。特選(インターナショナル・ブランド)、婦人服、紳士服、バッグ、シューズ、時計、ファッションジュエリーの7分野で、「この春夏何が売れたのか」「消費者の購買マインドはどのように変化しているのか」「インバウンド(訪日外国人客)の動きはどうか」などに迫りました。18-19年秋冬の商況を占う意味でも必読です。
特選カテゴリーでは、絶好調の「グッチ(GUCCI)」と「バレンシアガ(BALENCIAGA)」、そしてフィービー・ファイロ(Phoebe Philo)による最終シーズンとなった「セリーヌ(CELINE)」などの注目ブランドについて、どんな層に何がどれだけ売れたのか取材しています。ジュエリーブランドについては、「1億円超えの商品が売れた」という景気のいい話も多数挙がりました。好調ブランドを追うのと同時に、今春夏やや苦戦したブランドがどこなのか、なぜ苦戦しているのかにも迫りました。
ニュースページのトップ記事は、ついにNY証券取引所に上場申請をしたラグジュアリーEC大手のファーフェッチ(FARFETCH)について。あらためてそのビジネスモデルを紹介するとともに、上場によってジョゼ・ネヴェス(Jose Neves)創業者兼最高経営責任者が描く未来図や、アナリストがファーフェッチ上場をどう見るかなど、多面的に分析しています。
中目黒発の新興アパレルとして、近年じわじわと存在感を増しているカラーズについても掲載。担当記者が“これからのファッション業界を引っ張っていく人物の一人”として期待する同社の稲塚勇介・社長がどのようにビジネスを拡げてきたかを紹介しています。
最終面のファッションパトロールには、今号の発売日の8月27日が映画「男はつらいよ」の第1作が公開された日であることにちなみ、ファッション業界内の寅さんファンが登場。さすがファッションに携わる人たちだけあって、寅さんコスプレの精度が皆異常に高い!必見です。