ファッション

マリエのブランドが初のポップアップストア 購入者を展示会に招待

 モデルやタレントとして活動するマリエのファッションブランド「パスカル マリエ デマレ(PASCAL MARIE DESMARAIS)」は9月4日まで、ポップアップストア「THE TENJIKAI」を三越銀座店で開催している。ストア名は、同店で5万円以上の購入者を今秋ブランドが初開催する展示会に招待する特典にちなんでいる。29日の開店前には、メディアを集めマリエ本人が商品紹介を行った。

 マリエは「ブランドを始めて1年。服の作り方と届け方をゼロから考えてきた。当初は東京では販売しないと宣言して、地方のセレクトショップで良い評価をもらっていたが、三越銀座店さんからオファーをいただきこのポップアップが決まった。ファンの方からも『待っていました』と言ってもらえました。老舗百貨店に出店できることを誇りに思い、この1週間を成功させたい」と出店の経緯を説明した。

 ブランドのビジネスについて「今の業績は、売り上げと支出がどっこいどっこい。この出店を機に軌道に乗せたいと思っている。自己資金で会社を運営しているので、社員も支えていかなければならない。将来的には海外進出し、CFDA(アメリカファッション協議会)で賞を取りたい」といい、タレント活動については「今後オファーをいただければ、バラエティー番組にはデザイナーとして出演していきたい。出てみたい番組は地方の飲食店を電車やバスで旅する番組。爆笑問題さんや、(笑福亭)鶴瓶さん、『笑っていいとも!』で共演した千原ジュニアさんとまた一緒に仕事をしてみたい」とバラエティー番組への出演願望も明かした。

 取り扱い商品はグラフィックプリントをのせたTシャツ9型(7800~1万8000円)、岡山・児島で作ったリバーシブルで着用可能なデニム(3万9000円)など。産業廃棄物をアップサイクルして作った一点モノのラグ“THE LEFT OVER RAG”(1万6800円~)は32枚限定で販売する。また受注商品として、岐阜の渡六毛織のスーツ地で仕立てた「ニューエラ(NEW ERA)」とのコラボレーションキャップ(1万9800円)、マルチカラーのセーター(2万4800~2万7500円)もそろえている。

 31日にはマリエによるトークイベントを開催。3万円以上の購入者の中から抽選で入場でき、抽選に外れた人も観覧することができる。また期間中マリエは、不定期で接客を行うという。

■THE TENJIKAI
日時:8月29日~9月4日
場所:三越銀座店3階 GINZAステージ
住所:東京都中央区銀座4-6-16

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