ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)は、同社の最高経営責任者(CEO)にジェニー・ガリンベルティ(Jenny Galimberti)=ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)前コミュニケーション&イベント・ディレクターを任命した。ガリンベルティ新CEOは、2017年末に個人的な理由で同社を去ったサイモン・ホワイトハウス(Simon Whitehouse)前CEOの後任だ。
ガリンベルティ=ルイ・ヴィトン前コミュニケーション&イベント・ディレクターの後任には、ステファノ・カンティーノ(Stefano Cantino)=プラダ(PRADA)前コミュニケーション&イベント・シニア・バイス・プレジデントが就任する。
ルイ・ヴィトンを擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は13年からジェイ ダブリュー アンダーソンの46%の株式を保有している。ガリンベルティ新CEOの他、シルヴィー・コリン(Sylvie Colin)=ケンゾー(KENZO)CEO、セヴリーヌ・メルル(Severine Merle)=セリーヌ(CELINE)CEO、パスカル・ルポアブル(Pascale Lepoivre)=ロエベ(LOEWE)CEOなど、LVMHでは過去2年間、女性をCEOに起用するケースが増えている。
ガリンベルティ新CEOは、グッチ(GUCCI)、ロレアル(L’OREAL)、スワロフスキー(SWAROVSKI)、プラダでコミュニケーションやブランド・ディベロップメントなどの分野で要職を務めた。その後アルフレッド ダンヒル(ALFRED DUNHILL)でチーフ・マーケティング・オフィサーを務め、15年にルイ・ヴィトンに入社。ルイ・ヴィトンでは、マイケル・バーク会長兼CEOとニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターのもと、世界レベルのメディアリレーションやイベント、デジタルなどのコミュニケーションやブランド・ディベロップメントの分野を率いていた。
また、同氏の在任期間中にルイ・ヴィトンは「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」のヴァージル・アブローをメンズ・アーティスティック・ディレクターに、フランチェスカ・アムフィテアトロフ(Francesca Amfitheatrof)「ティファニー(TIFFANY & CO.)」前デザイン・ディレクターをウオッチ&ジュエリー・アーティスティック・ディレクターに迎えた。