リシュモン ジャパン傘下のダンヒル ジャパンは、銀座二丁目に構える「ダンヒル(DUNHILL)」銀座本店を増床リニューアルした。既存の1、2階に加えて、ストックルームだった3階も売り場に改装してコレクションラインを拡充。売り場面積は425平方メートルになり、2階には強化するシューズエリアを新たに設けた。拡張した3階にはテーラリングエリアを作り、ビスポークルームや大理石を用いたテーブル、ソファなどを配置してリラックスした空間に仕上げている。
また2階と3階に併設するラウンジバーはトランジット ジェネラル オフィス(TRANSIT GENERAL OFFICE)のプロデュースで、銀座 六雁の秋山能久・総料理長がフードを監修する。2階のバーバーは東京・神田のザ・バルバ・トウキョウと新たに契約し、異業種と協業してブランドの世界観を発信していく。
2017年5月にクリエイティブ・ディレクターに就任したマーク・ウェストン(Mark Weston)がリニューアルに合わせて来日。「コレクションをコンテンポラリーに見せられる空間で非常にイメージがいい。ぞれぞれの商品を魅力的に見せる演出ができているし、今の時代にも合っている。大理石やメタルなど素材感を生かした内装も気に入っている」と話した。
アンドリュー・マアグ(Andrew Maag)=ダンヒル最高経営責任者(CEO)は「日本は好調なわれわれを支えている重要なマーケットだ。その中心である銀座店で『ダンヒル』の進化を発信したかったので大幅改装を行った。既存の顧客に加えて、拡充したコレクションラインで若い層にもアピールしていきたい」と期待を寄せた。